ANA株のクロス取引で株主優待を入手

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今回はANA株主優待券を入手すべく、「ANA株のクロス取引株主優待を入手」というテーマで、クロス取引による仕込み、売却、株主優待券入手までの備忘録として記録したいと思います。

 

  

クロス取引による株主優待取得のきっかけ

9月下旬の株主優待権利付最終日が近づくにつれ、証券会社のホームページでは『つなぎ売り』やANAマイラー系のブログでは『ノーリスクのクロス取引株主優待券を手に入れる』といった記事を見かけるようになりました。中にはクロス取引での株主優待取得についてその手順を丁寧に説明されているブログもあります。

SBI証券-『つなぎ売り』をマスターして、株主優待をお得に活用しよう!-

ANA株主優待券があればANAの航空券を株主優待価格で購入できるので、PPを稼ぐ必要のあるSFC修行僧の方にはお馴染みのものですし、また優待券自体を売って他の資金に充てたりと何かと便利なものです。

クロス取引の方法などを調べていた9月下旬がANA株主優待権利付最終日がだったこと、また私自身帰郷の際は必ずANAを利用していることを鑑み、今回初の株主優待取得を決意するに至りました。

 

株主優待を受ける方法

株主優待を受ける条件はただ1つ、権利付最終日に株式を保有していることです。権利確定日ではなく、"その日を含めた4日前の権利付最終日" に株式を保有していなければなりません。その翌日は "権利落ち日" と呼ばれ、株式を売ってしまっても構いません。すなわち、たった1日だけ株主になれば、株主優待を受ける権利を獲得できるのです。

 

クロス取引つなぎ売りとは?

株主優待に関する記事ではよく『クロス取引』や『つなぎ売り』という言葉を見かけます。

株主優待の権利を獲得するためには少なからず1日は株式を保有する必要があります。保有するからには株価変動の影響を受けますので、得する場合もありますし、損する場合も想定しておかなければなりません。しかし、この株価変動リスクを全くのゼロに抑えて取引する方法があります。それが先ほど出てきた『クロス取引』や『つなぎ売り』です。

具体的には、同じ銘柄の現物買いと信用売りを”同じ時刻”に”同じ数量”を注文することで株価変動リスクを抑えることになります。

 

実際の流れ

権利付最終日が9月27日のANAを事例に、実際の流れを見てみましょう。
事前の準備として、信用口座が開設済みであること、また必要資金を入金してあることが必要です。

信用売りと現物買い

繰り返しますが、”同じ時刻”に”同じ数量”がポイントです。27日の寄付前に成行で同じ数量を注文しておけば、寄付きで同価格で約定します。

 

信用売りを注文

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まずは信用売りを注文します。寄成で3,000株、信用取引区分を”一般(5日)”に指定して注文します。
SBI証券の場合、信用取引区分は”制度(6ヶ月)”と”一般(5日)”があります。ここは何も考えず”一般(5日)”を選択しましょう。詳細は割愛しますが、”制度(6ヶ月)”を選択すると余計なコストがかかる可能性がありますので、要注意です。

 

信用売りの在庫

一般信用売りには在庫数に限りがあり、権利付最終日が近づくにつれて在庫数が減っていきます。ANAのようなの利便性・換金性の高い株主優待を発行する企業の在庫は、権利付最終日には『在庫なし』の状態もあり得ますので、権利付最終日よりも前に確認しておくことが必要です。
SBI証券の場合、大引け後の19時頃に在庫数が更新されますので、その時間帯を狙って注文しましょう。今回は権利付最終日前日の26日19時頃、運良く一般信用売りを成行で3,000株注文することができました。

 

現物買を注文

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一般信用売りの注文が完了したら、次は現物買いを成行で3,000株注文します。
ここで見積価格にご注目ください。終値が282円に対し、見積価格が362円となっています。これは寄付きでストップ高となることを想定し、終値282円に値幅上限80円を加えての見積りとなっていますので、必要資金は余裕を持って準備しておかなければなりません。

 

準備完了

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以上で、権利付最終日前日までに行う作業は完了です。あとは翌朝の株式市場のオープンを待ちます。

 

クロス取引の結果は!?

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仕込みの翌日、権利付最終日の朝9:00過ぎに取引結果を確認したところ、見事信用売り・現物買いともに約定していました。当然といえば当然なのですが、初クロス取引成功で胸を撫で下ろしました。何事も実践することが大切です。

 

権利落ち日に現渡し

現物株を持ったまま、権利付最終日の15時を過ぎると株主優待の権利が確定します。翌日の権利落ち日には、現物株は売り、信用売りは買い戻さなければなりません。これをいっぺんに済ませる方法が”現渡”です。わざわざ買い戻しなどせずに、現在持っている現物株を証券会社に渡してチャラにしてもらいましょうということです。

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注文株数を入力して売買を清算します。

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以上で株主優待取得に関わる取引は終了です。あとは株主優待が届くのをじっと待つのみです。

 

クロス取引のコスト

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今回のクロス取引のコストを約定一覧から確認します。
上記の手数料を合計すると1,660円です。今回は3000株を購入して株主優待券は3枚貰えますので、1枚当たりの取得単価は約553円です。ヤフオク等で購入した場合の1枚当たりの価格は4,500円前後ですので、相当お得に手に入れられてことになります。

 

まとめ

クロス取引による株主優待取得について、備忘録的にまとめました。実際に株主優待が送付されるのは11月のようですので、実物が手元に届くまでは取引手順の成否はわかりません。

今回はANA株のみで実践したわけですが、今回の経験をもとに、他の銘柄にも積極的に挑戦してみたいと思います。